JIZE

アイム・スティル・ア・バージンのJIZEのレビュー・感想・評価

2.8
ハリウッド近郊を舞台に純真無垢な26歳の女性が雇い主との関係を通じて自らの欲望と喪失、愛について学んでゆく。性的衝動の探求のストーリー。いわゆるセックスが主題で、そこに自己探求をからませ自分自身とは?など、みずからの内面を自問自答しつつも掘り下げてゆく。一歩危ぶめば体裁が不倫劇になりかねない温度感でヒヤヒヤする側面も生じる。総合的にもセックス自体を嫌悪として扱わずにジブンどの向き合いによりおのれを愛して心が開けるような、人生ないし人間讃美のテーマ性が綺麗にまとめ上げられていたように感じる。
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