レナ・ダナム監督、脚本、出演作品。
シングルマザーの母、煌びやかなインフルエンサーの姉と暮らす地味めの主人公サラ・ジョーが、セックスに興味を持ち雇い主と不倫関係になったことから起こる騒動を描くコメディ。
20代半ばまでいろんな意味で無垢だった主人公が性的な意味で暴走するストーリー… なんだけど、最終的に（あくまでも最終的に）そこまでエロティックではなく、ある意味爽やか（？）な成長ストーリーになっているところが面白い。
レナ・ダナム監督作品ということで観たかった今作、不倫相手役のジョン・バーンサルが清々しいほどクズ（しかも表面上優しいだけに厄介なクズ男）でめちゃくちゃ笑った。
女性の生き方を決めるのは恋愛相手の男性じゃないし、分かってくれるのはむしろ女性や家族。
そして自己肯定感を与えてくれる最強の理解者は自分だぞ！！ というのが伝わってくる作品だった。
