無用途人間

透明人間の無用途人間のネタバレレビュー・内容・結末

透明人間(1933年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

90年以上前にしっかりと透明人間を表現していて凄い。
設定はガバガバだけど、それでも成立しちゃうのはなんでだろう。
「フィクションだし」で済まされる感じ。もしかしたらそこに「昔の作品だし」てのはあるかもしれないけど。
そういうものとして観られる。

姿の見えない狂人って、考えるだけでかなりの恐怖だ…。
ただ本作は被害の受け方がコミカルな部分もあって(足を引っ張られてズボンが脱げたり)、スリリングではあるけどホラー色はそこまで強くない。
ラストシーンに伝えたいメッセージもわかるけど、でもやっぱりこれは特撮を魅せる映画だ…。
だって公開から100年が経ったとしても絶対に、1世紀前の特撮技術に驚かされるだろうから。