前半は劇場未公開なのもわかるようなスロースタートだが後半から加速度的に面白いし超感動した。
ジャスティスリーグの一連のルックよりは役者もスタッフも若干安めな印象だが内容がめちゃくちゃ良い!
ラテンアメリカ特有の家族の距離が近すぎて初めはウザかったがソコがこの作品のキモであり良さだった。見終わる頃にはみんな大好きになる凄さ。
敵であるカラパックスですら落涙してしまう。
泣けるポイントいくつもあった。盛り上げ方うま過ぎ。
ぱっと見が青いアイアンマンとアイアンスパイダーの触手が生えただけの見た目ゆえ舐められがちなのは否めないがコレはコレで好き。先代や先先代のスーツに比べたらサイコー過ぎるぞ。しかも喋る時にはアゴが動くのは新鮮。
予告で家族の前でスカラベに寄生されるのを目撃されるので当然家族一致団結して苦難を乗り越える。ドタバタしててやり過ぎ過ぎて笑えた。たまごっちの発言笑えた。
変身が解除して全裸になるのもタマゴって言ってる小ネタの応酬。
実際にあったメキシコ革命やグアテマラとか戦ってきた歴史とか不勉強でよくわからなかったが、何か大変な経緯があってアメリカに移住してきて貧しい生活をしているのだというのはよくわかった。
家族愛や貧富の差を物語に上手く取り込んでしかも楽しく見せ場もたっぷり、しかもDCコミックの重くてダークな作風とは真逆のシャザムよりも軽快なスタイルが劇場未公開とかおかしい。
ラピュタのドーラやワイスピのショウのお母さんといいおばあちゃんが活躍する映画は傑作。
はなから皆んなで乗りこむのを予言していたかのようなコガネムシ型の座席数にパックスパワーグローブがネタでなく大活躍する80年代マインド全開のテッドの秘密基地がサイコー。
サントラもオーケストラにテクノサウンドのマッシュアップもクールでイカす。
Blu-rayは特典映像たっぷりでそちらも楽しめた。
ヒーロー映画にありがちなポストクレジットも次回作を彷彿とさせる内容なので是非続編も観てみたい!