このレビューはネタバレを含みます
監督の余計な発言や思想で物議をかもしてしまい
大コケして日本では公開さえされなかった作品。
極力、偏見は持たずに観ようと思っていましたが…。
これはダメだ。
主人公ハイメの家族は家賃が払えず家を追い出されそうに。
それもこれもコード社のせいだ!と怒っているけど
病気のお父さんは仕方ないとしてなんでみんな働かないの?
せっかく大学まで行かせてもらったハイメも無職。
普通大学卒業前に就職活動ってしとくもんじゃないの?
富裕層を妬むばかりで若い妹だってまともに働く気なし。
全員で頑張って働けば家賃くらい払えるんでは?
こんなんで白人女は悪!やっつけてやるぜ!!
家族の愛は強いんだ!!とか言われても…。
悪い奴だけど相手の方が慈善事業もしておそらく莫大な税金も
国家に納めているであろう分まともな気がするわ。
ハイメがブルービートルになる展開にも無理がある。
なぜこんな志も特にない男が選ばれし者に?
ジェニーもなぜこんな奴にこんな大事なもの預ける?
当然のように約束なんか守らずさっさと箱開けちゃうし。
なんなのこの家族?ともうホントにイライラして観てました。
他にも「バットマンはファシスト」とか「帝国主義を倒せ!」
とか監督の思想がかなり見え隠れするのもなんだかなぁと。
ハイメ役の青年はとても感じがいいのに残念。
2を作る気満々なラストだったけどおそらくもう無理。
彼の役者人生がこれで終わってしまわないことを祈りたい。