午後のロードショー界隈などで有名なミームで「60点満点中60点」という言葉があり、この前の「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」の映画なんかは「80点満点の80点」みたいに言われていたが、「ブルービートル」はその間。「70点満点の70点」が存在していた衝撃。
完全に普通のヒーローオリジン映画の範囲を出ない中で面白いのが良かった。アメコミの新ヒーロー映画で普通くらいにアタリって、逆に今一番出て来にくいタイプなんじゃないか。
ユニバース映画としては、DCUなのかDCEUなのか何なのか完全に訳の分からない立場の作品になってしまったので、「世界は変わってしまった」（具体的にどういう風に？）だの、ブルービートルは"新"ヒーローと呼ばれたりだの、ごくごくふんわりと世界観を表現していて涙ぐましい。
一応セリフの中では"スーパーマン"と"バットマン"の文字列が飛び出るが、それがあの世界の現実には実在しているヒーローだからなのか、単に世界的有名フィクションキャラクターを指しているに過ぎないのか、まったく分からない使い方をしていて、もうなんなんだろう・・・。
数年後に、「あーダメですね、この時期の地球にはまだスーパーマンは来てませーん。バットマンは世間に知られてませーん。ハイ矛盾点、「ブルービートル」はDCユニバースに入れてあげませーん」とかやられるんだろうな。逆に、5年後だか10年後、ジェームズ・ガン体制のDCユニバースのジャスティス・リーグだかなんだかにシレっとこのブルービートルも混ざってたらちょっと泣けると思う。・・・いや、どうかな。とっととブースターゴールドとコンビ組ませて欲しいけど、まぁ無理だろうしな。
