すいかのたね

ブルービートルのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

ブルービートル(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

DC映画としては中々抜け感が良い作品!若干気になる部分もありましたが、非常に王道なヒーロー物で楽しめました!!

ストーリー
王道な巻き込まれ型ヒーロー+家族愛ということで、主軸は良いと思います。特に家族愛の描き方が中々良いと思いました!
序盤の家族は正直若干ウザかったのですが(笑)、中盤からはかなり団結しており、各キャラの見せ場もしっかり作られていて良かったと思います!!
特に主人公と父親の会話シーンは全体を通して主人公を勇気づけており、非常に良い父親キャラだったのではないかなと思いました!

戦闘シーン
これは見た目通り…正直アイアンマン(ナノテク)+スパイダーマンを強く感じてしまった(笑)。
まあカッコいいんですけどね。主人公の想像したモノが武器になるって良いですよね~、一番良かったのはFF7みたいな大刀かな!あれは立ち回りや斬撃の仕方含めてカッコイイ!!

気になった部分
①作中の敵を味方側が少数殺してしまっていた
これは正直いらなかったと思います。全体のノリが軽いタッチで単純にヒーローと家族サイコー!!ってなる作品なのに、その味方側が殺しをやっちゃってるとかなりノイズ…銃ぶっぱなしても気絶だったとかで全然良いんですが、1名明らかに味方が要因で死んでしまっていて、かなり気になりました。

②寄生体と主人公の共生とラストバトル
終盤寄生体と主人公はシンクロして、身も心も一体となります。そして最終戦に臨むのですが、最終戦の終盤で主人公が唐突に感情を剥き出しにして、敵ボスを殺そうとしてしまいます。その経緯は分かるのですが、それまでの主人公からはかなり豹変した印象を受けてしまいました。
また、その暴走を諫めるのが寄生体なのですが…これも「あれ、寄生体って序盤は殺しもアリみたいな雰囲気じゃなかったっけ」と違和感がありました…寄生体もシンクロや他者の記憶を知ることで、倫理観みたいなものを学習したのか、元々そういう性質だったけど序盤は宿主を守ることに必死だったのか、ちょっと分からなかった部分です。

しかし気になる点を差し引いても、中々良作だったと思います!もし続編があれば見てみたいですね~!!
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