kazuo

ドント・ウォーリー・ダーリンのkazuoのレビュー・感想・評価

3.5
理想的な暮らしが約束された街で優しい夫や仲の良い隣人たちに囲まれた幸せな日々を送るアリス。しかしある出来事からこの街に疑念が生じ…

絵に描いたような幸福な光景が不穏な展開に期待を持たせるオープニング。この辺りの掴みや何かを匂わせる序盤は良かったけど、中盤はやや中弛みな印象💦
後半の展開で盛り返すけど、伏線を回収していない(多分💦)など、着地が個人的には失敗した印象😩
でもテーマやセンスを感じさせる映像と音楽の使い方が良かったので面白く観れました🎵
次作に期待😁

以下ネタバレ
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テーマはジェンダーで、女性の社会的地位向上により失墜した男性社会の復興を目指す謎の組織が作った街が舞台なんだけど、これの仕組みが「マトリックス」なんだか「ヴィレッジ」なのか「アンテベラム」なんだかはっきりしなかったり、終盤で街を作ったフランクをあなたに任せられないと殺した妻のその後のアクションはないしでモヤモヤするけど、そこは重要視せずあくまで主題はジェンダーバイアスで、またそれも捉え方が人それぞれで監督演じたバニーは望んでこの街にいるし、アリスは現実の世界より幸福に見える。でもそれは自分ではないから辛くとも現実に戻ると。
このような多様性持たせたのは好印象だけど、故にまとまりが少し欠けた印象を持ってしまいました💦
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