ロアー

ドント・ウォーリー・ダーリンのロアーのレビュー・感想・評価

3.6
今日も今日とて不穏を求めて。
これはきっと令和の「ステップフォード・ワイフ」的な映画に違いないと思って観ました。

60年代風の洋服も髪型もめっちゃかわいいし、不穏の感じも私好み。
「ステップフォード・ワイフ」でもそうだったけど、アメリカン・ドリームの形って、やっぱこの時代のハウス・ワイフ的なものなのかな?

それにしても、フローレンス・ピューにはやっぱ不穏が似合う。どんな酷い目に遭っても、ただでは起きない芯の強さを感じるからかな?負ける気がしない。

この映画を観ると決めてから結構間が空いてしまったんですけど、その間にハリー・スタイルズ・ハチワレ事件が発生したせいで、ハリー・スタイルズのお顔を見るとハチワレの帽子を被った姿が頭に浮かんでしまったりもしましたが、見た目からずいぶん役作りしていたのでハチワレの幻覚も治りました。ハリーファンとしてあの姿はアリなの?私は割と推しが薄汚くなると逆に盛り上がってしまうタイプなんだけど、多分これは普通の感覚ではないですね。どうかしてるんです、私。

あと、クライマックスへの転換となるシーンのオリヴィア・ワイルドの表情がすごく良いと思っていたら、そもそもこの映画の監督ってオリヴィア・ワイルドだった。そこからの疾走感も良かったし、世界にはまだこんなに広大な土地があるんだなぁ~としみじみしてしまいました(そんな映画ではない)。


↓↓↓以下、ネタバレを含むメモ↓↓↓









・私だったら自ら進んでビクトリーに住みたい。アリスみたいに騙されていたとしても、真実を説明されたら納得して「そうだったんだね~、うん分かった、おやすみ」って二度寝する
・あんな白いドレスで料理する訳ないと思っていたら、血に染めるためだったので納得
・水分補給のために使っている布が布巾みたいに見えて「え~やだ~汚い~」って思っちゃった
・オリヴィア・ワイルドとハリー・スタイルズが付き合ってたことを知ったんだけど、それなのにフローレンス相手にあんなテーブルで盛るシーンとかあってさ・・・え、オリヴィアはどういうつもりなの?
ロアー

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