こーた

ドント・ウォーリー・ダーリンのこーたのレビュー・感想・評価

3.7
毎朝夫を仕事に送り出し、掃除をして料理を作って夫の帰りを待つ。決まったルーティンの中で幸せな生活を過ごすアリス。順調に見えた街での生活だったが、ある住人の様子が明らかにおかしい。違和感を持ち始める彼女は注意深く観察を始めるが、そんなとき飛行機の墜落を目撃して助けに行こうとする。その行動がきっかけで、異変の正体が明らかになっていく…。

SFスリラー的な設定は好きなんだが、ちょっと詰めが甘いというかツッコミどころ多めではある。どこかの企業がユートピア的サービスを提供しているオチだが、分かりやすく立ち入り禁止区域(本部)を作ってしまってるあたりが分かりやす過ぎる。途中まで良かったんだが終盤がガタガタ。仮想世界で死んだら現実も死んでしまうあるある展開に(どんなサービスやねん)フランクを刺す妻の動機が不明など、2時間でマトリックス的な世界観を描くのは無理があるのかもなあ。追手が迫る中で本部の鏡の前で立ち止まる主人公の演出もクドすぎてちょっといらっとしてしまった。
こーた

こーた