灰音

ムーラン・ルージュの灰音のレビュー・感想・評価

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)
3.3
M-1の出囃子はここからきていると聞いて。

始まりからコメディ全開だったが、
ロマンス、エンタメ、ファンタジー
すべてが調和して非常に楽しい作品。

パリ1899年なのになぜ英語?
とか最初思ったけど(吹き替え版)
これだけヒット曲満載だとそりゃそうなるわ。
よくこれだけマッチする曲使えたなあ。
愛をテーマに歌で会話するのとても素敵。

本人歌唱のシーンが
もう本当に美しいハーモニー。
ある事実が発覚してから泣かずにいられなかった。
ミュージカル、ダンスシーンも素晴らしい。
メイン二人以外のキャストも魅力的。
あのシーンの共鳴がもうすごかった。

個人的にはキャラクターで言うと
意外とマトモで愛のあるジドラーは好感持てるし
必死な侯爵はむしろ気の毒だな。狂うのもわかる。
むしろ狂ってんのはクリスチャンだとおもうが。
そしてナイス黒人さん。ずっと助っ人ポジション。

愛には嫉妬がつきものと言いますか…
まあ強いていうなら
関係性モロバレにしてたのが悪いとこかな。

夢とムーラン・ルージュのために
命の炎を燃やすサティーン。素晴らしい女優。
美しくて儚すぎた。

こんだけコメディとロマンスで広げておいて
しっかり太い話になっていくのはすごい。
あと舞台装置と衣装も豪華絢爛ですごかった。
ひきこまれました。
灰音

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