富樫鉄火

花札渡世の富樫鉄火のレビュー・感想・評価

花札渡世(1967年製作の映画)
4.0
成沢昌茂大会@ヴェーラ
数年前にヴェーラが発掘ニュープリして以来、3回目くらいの鑑賞なのだが、リアルと様式美の両極端に適度にふれながら展開するバランス感覚が絶妙。
冒頭の鰐淵晴子初登場の場面は、何度観ても震える。
二度にわたる、狭い室内での立ち回りも見事。
しかし、観るたびに、あの遠藤辰雄宅裏の池あたりとか、門前の茶屋などのセットは、たしか、ほかの映画でもそっくりそのまま使われていたような気がするのだが、どうも思い出せない。
あるいは、デジャヴとかいうやつか。
富樫鉄火

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