みるめ

胸騒ぎのみるめのネタバレレビュー・内容・結末

胸騒ぎ(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

愛想笑いを振り撒いて、相手に合わせてばかりいると最悪の不幸が待っている話。

最後のグロももちろん胸糞なのですが
「君が差し出したんだよ」のセリフが
NOと言わない=YESと捉えられてる感じがモヤモヤ度を増しました。
相手に合わせてるばかりでは不幸になるという教訓に捉えられる話なんだろうけれど、日本人的発想だからなのか、人間なのだから相手の気持ちを考えたいし、考えてほしいからあまり教訓にしたくない内容。
私は合わせることによる損よりも、合わせないもん勝ち!みたいな感覚がなによりも胸糞に感じる作品でした。
オランダ人夫妻が普通に非を認めるのが、謝ればOK!そういう立ち回りが得!なんなら人を懐柔するためのスキルだよ!というのを被害者面して表現してくるから、イライラするし、視聴後の不快感を増幅させました。
そして正常側なのに許されないビャアンの「ごめんね」の虚しさ…

最後が結局犯罪で、ただのサイコだったのがあまり深みがなくて残念でした。
爆音で音楽かけたり、お土産のカップ投げたり、
謝ればOKと、自分のことばかり考えて、人の気持ちを考えないような人たちには、「それはおかしいよ」って言っても理解できるわけないし、文化の違いとかも関係ない犯罪者の領域だから、言うだけ無駄
“speak no evil !!”に限るということなのかな…
(無理矢理帰結させてみる)

北欧というだけで、ミッドサマーやLAMBとは並べてほしくない作品だな…種類が違うと思う
BGMは永遠に不穏で胸騒ぎ感MAXだったけれど、個人的には緩急が欲しいのでマイナスな印象でした。
みるめ

みるめ