このレビューはネタバレを含みます
後味の悪さではファニーゲーム、ミスト、あとミッドサマーなんてのが思い浮かぶ。今回の作品もそれらと同等な後味の悪さ。
「差別」や「偏見」は確かに良くないけど、今回の作品は「差別」や「偏見」が命を守る場合もあるということを教えてくれている。
ぬいぐるみなんか気にせずさっさと帰れば良かったのにとか、飲酒運転してる時点でもはや付き合うべき人間じゃないとか、そもそも旅先で知り合っただけの人を「友達」だと思うこと自体がおかしいとか、そんな人の家に誘われたからと言ってすぐ応じるのは不用心すぎるとか思うことは色々ある。でもそう思うことを「間違い」としてこれまで過ごしてきたから、あの結末になった。
悪人から身を守るにはどうするべきか、それを考えるにはいい作品だと思う。今回の悪人は、ジュラル星人かと思うくらい回りくどいことばかりやるけど。
あと北欧は、モザイクなしが当たり前なんだろうかというのが個人的にすごく気になった。
