Bobsan

胸騒ぎのBobsanのネタバレレビュー・内容・結末

胸騒ぎ(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

久し振りに映画館で胸糞映画を観たので、ニコニコして映画館を出たのですが、帰りの車の中でモヤモヤ考えている内に色々と疑問が湧いてきました。
まず誰もが思う所の、ビャアンは何故抵抗しないのか?パンフレットにあった監督のインタビューもわからなくもないのですが、流石になにもしなさ過ぎでは?パトリックとカリンの異常性に薄々気付きながらも己の体裁を優先させる彼の気持ちもわからないでもありませんが、アーベル君が殺されてそんな事言ってられる状況じゃなくなったのだから流石に何かするでしょ?
パトリックとカリンは多くの家族を殺していますが、その内の誰一人も抵抗しなかったというのは流石に考えづらい。抵抗しなさそうな家族を選んだのかもしれませんが、そんなヤマ勘が何度も当たるはずもない。超能力者じゃないんだから。
舌を切り取られても声は出せるし、筆記でやばい事を伝える事は可能なのでは?
パトリックとカリンの目的は何?単なる異常者?人身売買が目的かと思ったけど違う。なら何故働いてもいないのにあんなに生活水準が保てるの?
どうしても帰りたかったらあんなにコソコソしないで、テキトーな理由を拵えて堂々と帰ればいいんじゃない?などなど…。
あと、ラストシーンでアウネスがせっかく後部席に一人で座っているんだからそこに自分の舌を切断した植木鋏が落ちていて、パトリックとカリンの首を刺して殺すくらいのカタルシスは欲しかった。映画なんだから。
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