もう最悪!生殺与奪の権を他人に握らせるな!!!
なぜ私は2000円払ってこんな嫌な気持ちに?もっと、抗ってくれよ!!最後まで、足掻いてくれよ!!!
うーん、でも実際こんなもんなんだろうな。鬱々としてくるわ。全てが虚しい。人生ってなんなの?
以下ネタバレです。
最終的に「お前が譲ったんだろ」と言われてたけど、私もそう思ってしまった正直。
何度も何度も「拒否しろよ!」「怒れよ!」「帰れよ!!」と叫びたくなるくらい、被害者がそれはもう大人しくってイライラした。椅子を譲るように自分を譲っていたな。とくに父親な!
なにお悩み相談してるんだよ、しっかりしろ!!!!!!叫んでスッキリしてんじゃねぇ!!昨日の金を請求しろ!!!
母親も!他人の家でイチャつくな!!子供が呼んでるやろうが!!!!!
原題「Speak No Evil」ってどういう意味やろ?と気になってたので調べてみると、「見ざる言わざる聞かざる」の「言わざる」らしい。
今作で言うと都合の悪い胸騒ぎを見て見ぬふりして、喉元にこみあげるものも飲み込んで、従順に全てを差し出す、って感じだろうか。
最後、銃もナイフも出てこないのが意外で、まさかの石打ちの刑!?とびっくりしたんだけど、親がすべき危機管理や抵抗をサボって子供を差し出してしまったことへの罰ってことなんだろうな。
まぁ全く素性を知らんベビーシッターに預けて外出してしまった時点でもはや差し出し決定したようなもんやしな。
その結果、子供が何も言うことをできなくされてしまうという...。
そう考えていくと遡って全てはあのオランダ人夫婦という形をした試練だったわけだ。
こんなのホラーじゃねぇッ!と思ったけどこういう変換の仕方はたしかにホラーでよくある手法かな?
はぁ。いますぐ大好きなババドック暗闇の魔物を見て上書きしたい。化け物には抗い続けることが大切なんだ。ババドックの母を見習え!!!見たか??ババドック見ろよ!!!!!!(また腹立ってきた)
まず行かんけど、行ったとしても最初に肉食え言われた時点で拒否して帰るわな。帰る理由も適当でええやん。
ウサギのぬいぐるみは諦めろ!!!荷物ちゃんと確認してないなら所詮その程度の存在やろ!!!メソメソ泣いてても今後の教訓にせぇとしか思わん。あの時帰ってたら......「今後」があったのにね.........。
座席の下からぬいぐるみでてきた時イラつきすぎてキェーって前の座席蹴るところやったわ。激しく遺憾。あのシーンでも怒らん母親謎すぎる。逆に心ないん?
いくつもいくつも、どこまで許すんか試すような言動されてたけど、あかんやろ。一度たりとも許したらあかんやろ。
だいたい知り合ったばっかりの奴のあんなド田舎の家に行くなんて、それ自体がまさに生殺与奪の権を与えているに等しいやろ。なぜ。なぜ許した......。
心が折れてからでは遅い。逃げられない状況になってからでは遅い。
最初が肝心なんだ。自分が嫌だと思ったから嫌だ。帰りたいから帰りたい。それでいいんだよ...。
他人に気を遣って自分や家族の「なんか嫌だ」を無視することは、優しさなんかじゃなくまさに「見ざる言わざる聞かざる」。怠慢で弱さ。
自分から積極的に線引きをはっきりさせるべきだ。と、今一度、気を引き締めて参ります。
嫌なものは嫌です。説明の必要も他人に納得してもらう必要もなし。
逆に許す時こそ自分が納得する必要があると思うよ。以上、解散。