個人的にはかなり刺さった。
初めにオランダ人家族と会ったビーチサイドで、主人公のオヤジが貧相な体で、オランダのオヤジがガチムチな体をしていた時点で、嫌な予感はしてた。
色々感想はあるけど、「主張しないと・戦わないと潰される」というメッセージを受け取った。たしかに、主人公は人当たりが良くて善良な市民だ。
だが、他人の悪意に明らかに鈍感で、抵抗するチャンスもあれど気弱に引き下がっている。そして、気づいたときには手遅れ。
情けないけど、今の日本人はこういう人が多い気がする。
最&悪なのは、ラストシーン。ここまでボコボコにやられて、最後に一矢報いる動作くらいして欲しいものの、呑気に自ら殺されに行った。自分がどれだけ非力でも、立ち向かった上で負けるぐらいの姿勢は持ちたい、そう強く思わされた。
筋トレしよう。
『悪は存在しない』の前に見たのも、何気にナイスな鑑賞順だったと思う。