ごろり

胸騒ぎのごろりのネタバレレビュー・内容・結末

胸騒ぎ(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

悪夢のような週末が始まる…。

とんでもない超絶胸糞鬱映画でしたね😫
とにかく居心地の悪い97分でした(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
些細な違和感の積み重ねの果てに待ち受ける最低最悪な結末😫

胸糞さや不条理を描いただけではなくて、観客が〝胸騒ぎ〟をするように計算された脚本、お話がしっかり面白いのが腹立つんですけどこの映画を愛してしまう理由の1つですね_(:З」∠)_
胸糞悪いだけだったり子供が過剰に酷い目に遭う作品は苦手で、この映画の引き合いに出されるミヒャエル・ハネケ監督の「ファニーゲーム」はわいには合わなかったので心配だったんですけど、この映画は日本人が生きていたら1度は経験したことあるような共感できる居心地の悪さ 違和感で構成されていて、物語に引き込まれて凄く良かったです(;//́Д/̀/)ハァハァ

勘の良い方はかなり序盤でこういう感じになっていくんだろうなと展開が読めてしまうと思います!
わいは序盤で頭によぎった最悪な展開がそのまま終盤展開されていったのでかなりしんどかったし、途中途中の些細な違和感に緊張感や胸騒ぎをおぼえながら観ていましたww

主人公のビャアンが子供思いのめちゃくちゃ良い奴なんですけど、押しに弱くて断れない性格で、作中とことん選択を間違えていくんですよね( ˊᵕˋ ;)💦
パトリック夫妻からのおもてなし、他人からの善意を断ることができずに流されていくビャアンにイライラするんですけど、日本人のわいもあの場面だったら断れないよなぁなんて考えながら物語にのめり込んで行きました(;//́Д/̀/)ハァハァ

旅行先で仲良くなったパトリック夫妻の家へ遊びに行ってから些細な違和感が積み重なって段々と度を越してくるのが居心地悪すぎて精神的ドMなわいには堪らなかったです(;//́Д/̀/)ハァハァ
わからない言語で会話される、目の前で過剰にイチャイチャされる、ヴィーガンって言ってるのに肉を食べさせようとしてくる、飲み代を奢らされる、ゲストの子供の寝床だけ雑、自分達の子供が呻き声を出しているのに無視して会話を続ける、全体的に子供の扱いが雑などなど、挙げたらキリがないくらいの違和感が詰め込まれていますww
わいが特に堪らなかったのが終盤のとある食事シーン!
パトリックの奥さんであるカリンの「なにコイツ😩」感が異常で堪らなかったですww
カリンの挙動とか食事のスピード感が完璧すぎて、「え…ちょっ…あっ…は?」と観客の思考も置いてかれます(;//́Д/̀/)ハァハァ
序盤で展開が読めていたこともあり、子供の扱いが雑だったりこの食事シーンがさらに居心地悪く感じましたね(;//́Д/̀/)ハァハァ

ビャアンが外にいるとパトリック夫妻の息子で言語障害があり喋れないアベールが後ろに立っていて、無言で口を開け舌がないというシーンがめちゃくちゃ不気味だったし、後々にしっかり伏線になってるのが◎
清水崇監督の「呪怨」に登場する俊雄くんを思い浮かべたんですけど参考にしてたりするのかな??

作中で〝十字〟と〝上から下へ移動〟が一緒に映るシーンが2回ほど出てきて印象的だったんですけど、悪魔崇拝を暗示してたりするんですかね??
色々と掘り下げていったらさらに気づける要素が散りばめられていそうですね_(:З」∠)_
もう観たくないけどもう1回観たいですww

超絶胸糞鬱映画!元気で健康な方は是非劇場へ!!
このジャンルの中ではかなり傑作だと思います_(:З」∠)_
ごろり

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