さく

ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサートのさくのレビュー・感想・評価

5.0
期間限定上映に気付くのが遅すぎて気づいた時はもう「間に淡路(将棋ファンしかわからない)」でしたが、「どうせアンコールとかやんでしょ?」と待っていたら来ました。Disneyのこうした商法には映画ファンとしては文句も言いたくなりますが、それと中身の良し悪しは別の話です。こんなもん見に行く前から最高って分かってんだから。

満を持してグランドシネマサンシャインのグランドクラス(一番良い席)を初購入。小一時間貴族的な気分を味わえました。

もうネタバレもクソも無いと思いますのでそのまま行きますが、基本は三部作からルーフトップライブの箇所を切り取っただけなので、流石に見てる側から内容をすぐ忘れがちな私も覚えていました。

三部作で散々語り尽くしてしまったので、あまり言いたいことも無いのですが、やはり家で見るのとIMAXで見るのは雲泥の差。特に音に関しては「ブルジョワシート」を揺さぶる音量で体感できて大満足。

正直、(多くのビートルズファンがそうかもしれないけれど)後期のビートルズにはあまり良いイメージが無かったのですが、『Get Back』を通して改めて楽曲に丁寧に触れて、これはこれで良曲がいっぱいではないかと。

『リボルバー』あたりからのスタジオ録音で凝り始めたビートルズの革新性やそれに負けない楽曲の素晴らしさも魅力ですが、ある意味原点回帰的なリーンな音楽性もまた素晴らしい。

あと、改めてリンゴのドラムの魅力に気づかせてくれたのも良かったです。若造の頃はひたすら手数の多いドラマーを見るにつけ「かっけー」と思っておりましたが、リンゴの「引き算的なドラム」の魅力が今になってようやく理解できてきました。私は楽器できないので技術的なことは語れませんが、リンゴさん超クールっす(頭悪い)。

これもまぁ前に見てるので知ってたけど、途中電源抜かれた後に「ポチッとな」と電源入れ直すジョージかわいい。カッコよくてかわいい。

ビートルズは音楽的な凄さは言わずもがな、バンドとしての見た目のかっこよさが半端じゃ無いですよね。時代を超えるかっこよさ。Led Zeppelinと双璧。

結局、ダラダラと語ってしまいました。
ちなみに明日も別の映画館で見ます。
さく

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