真世紀

イニシエーション・ナイト 血塗られた女子寮の真世紀のレビュー・感想・評価

3.2
ある大学女子寮の学生クラブで新入生四人に対してイニシエーションを実施中。これ、自分の大学でも寮生が一週間ほど色んな仮装したまま、授業も受けさせられたりとか有ったよな。四人は下着姿のまま、男子寮の「宝物」を取りに行かされたりてな試練を次々と課せられる(ちなみにランジェリー姿もそんなに色っぽくはなく、ポロリとかも無しよ)。

この女子寮は昨年、建物が火災で焼けてあるお屋敷に移転したばかり。怪しげな美魔女ミス・マーゴが寮母として住んでいるが、実はかつて少女が両親を殺害した曰く付きの建物。そして、一月前には寮生の一人が姿を消しており、私立探偵が行方を探りにくる。

折しもハロウィンシーズン、女子寮学生クラブは新入生のイニシエーションと共にハロウィンパーティーを企画。それなので何か起きても、探偵が何か言ってきても新入生はこれまた意地悪な先輩らの仕込みではと疑ったり、多少変な姿がうろついても見過ごされたり、なかなか進行している事態のおかしさが共有されぬ中、男子学生らも多々屋敷に呼んでのどんちゃん騒ぎのハロウィンナイトに次々と犠牲者が増えていく。

新入生の一人が主人公なんだけど、なにぶん他の三人と比して特に容姿など抜きん出ているわけでもなく、その分、中盤ぐらいまで誰がリタイヤしちゃうのかわからぬ期せずしての効果を発揮してました(爆)。

出没する幽霊は少女霊、失踪した寮生、囚人風など複数どころか、犠牲者も次々と化けて出るシステムかつ、それぞれ披露する怪異も様々、終盤にはかなり賑やかなことに。そんなに期待せずに観るには、まあ、お手頃な作品でした。
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