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僕らの世界が交わるまでのniameyのレビュー・感想・評価

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)
3.5
自己愛が強いという意味で、互いに似通っている息子と母親が登場する。賞賛を得るためなら、時として他者の感情をも軽んじてしまうところはそっくりだ。

あらぬ方を向いて交わることのなかった両者が、それぞれ現実に打ちのめされて、自然と親子の関係性を再確認していく展開にじんわりとした良さを感じた。

反りが合わなかったのは、相手の中に自分の姿を見ていたからかも知れない。
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