『大学にいかないのなら、ここから
出なくちゃいけないんですか……?』
ジェシー・アイゼンバーグ初監督作
を劇場鑑賞。
同じ家に暮らしてはいるけれども
別の世界で生きる親子ふたり。
お互いに強烈にわかってほしい
のに相手の事は分ろうとしない。
そんな2人がないものねだり気分
全開でお互いの代わりに別の人を
追い求め、執着してゆく。
ふたりとも自分の世界のなかで
目が塞がった状態なので結局は
一人相撲の空回りに終わる。
息子であるジギーが意識高い系
女子に恋していく過程はジギー
が本当にバカでかれの悪戦苦闘
には可愛らしいさも感じられる
し、所々かなりクスッとできた。
政治的メッセージ濃厚なポエム
をもらって最初にすんのソレ😅
DV被害者家族のシェルターを
運営するエヴリンは新規入居者
の親孝行でイケメンの息子さん
に入れ込んでいく。
よりストレートに息子の代わり
としてカイル君を社会福祉の道
に進ませ、進学させるべく奮闘
してゆく。
エヴリンはカイル君を追い回し
家族に嘘をついて連れ回す始末。
ここ、まぁまぁコワイ感じです😅
結局は2人とも上手く行くはずも
無く、そこでようやくお互いの
世界が視界にはいってきて……。
主演のおふたりが素晴らしい。
中盤のジギー側からエヴリンに
助言を求める場面のやりとりが
最高だったんです。
エヴリンの正論が受け入れら
れないジギーはキレてしまう。
彼と距離を縮められる機会を
喪って涙をながすエヴリン。
ここのジュリアン・ムーアが
最高でしたねー。