体重272キロの余命僅かな父が疎遠になった娘との再会を試みる話。
正直に言うと、最初特殊メイクと思わず本人かと思った。しかしさすがにないなと思ったらお腹が見えてまた驚く。
そのくらい自然に見えるのですんなり入り込めた。まあここまでの方と実際に会ったことはないのだけれども。
娘と友人に見せる表情の差がこちらを寂しくさせる。冷たいことはないけど絶妙。
そしてその娘さんもすごく良いラインにいて面白い。
確かに悪いことはしてるけど、話はしっかり聞くし素直さも強く感じられて、ただ娘だからという理由だけではないなと。
白鯨は読んだことがないけれど、体格や片方がないという境遇、怒る様など関連ありそうな要素が多々、終盤に姿を見せるところもそう?
読んでいたらもっとしっかり解釈できそう。
宗教要素が目立つのもその関係からだと思うけど、露骨にカルト的な扱いにしたのはさすがにバランスを考えてのことだろうか。
2023/4/10 TOHOシネマズ新宿/スクリーン1