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ザ・ホエールのdarisurのレビュー・感想・評価

ザ・ホエール(2022年製作の映画)
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・『白鯨』読まないと。


印象に残ったところ
・思っていることを正直に言語化すること
→日本だけじゃないのは感じてるけど、忖度して思ってないことを言ったり、本当に思っていることを抑えたりすることが当たり前になっている。
主人公のチャーリーは、生徒たちに「思っていることを正直に言葉にすること」を説くけれど、私にも語り掛けてくれてる気がして、涙が出た。
→彼は危篤だからそう言ってるかもしれないけど、私たちはいつ死ぬか分からない。彼の言葉受けて私が思ったのは、人との関係をあきらめないで伝える努力をしていこうということ。
この点はすぐに諦めてしまうけど、森達也監督の『A』『A2』を観たこともあって
努力が必要だなと感じた。

・講師ということもあると思うけど、チャーリーは人が表面的に感じたことを深く分析して、本質を見抜く。
→自分が思うより私のことを理解してくれている父親を見ているようで、涙が止まらなかったな。
暴力的で思っていることをあまり口にしない父親も、歳をとって感謝や心配を言葉にするようになったし、親孝行という言葉が頭をよぎる。
表面的にしか子供を解釈していない母親も、自分の母親のようだった...

・これまでのダーレン作品とは全く違う。



・4年前からずっと娘のエッセイを愛でて、空で言えて、そういう背景も愛おしいね。
彼にとって最高のハッピーエンドだね。

・ストレスで食べてるシーンの気持ちはすごく分かる...大人になってからは無いけど、


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