とにかく、観ている間苦しくてしんどかった。
欲望を抑えられず暴食に走った自堕落な男とみるか、家族を捨てた愛のない男と見るか、自分の命より娘に全てを注ぎ、最後まで他者を温かく包み込める愛情を持った男と見るか。誰の立場から見るかでも変わってくるし、人をある一面だけで判断することはできないと感じさせられた。
とにかく、キャスト勢の真に迫った演技が凄すぎて終始圧倒されていた…
特にチャーリーは本当に苦しみや悲しみ、不快感までもが切に伝わってきてすごく感情揺さぶられた。
ラスト、全然上手く感情を表現できないんだけど涙が流れてた。
こういう系統の映画は個人的にはあまり得意ではないんですが(そもそもA24作品、素敵だなあと思うけれど個人的にハマらない作品が多い気がする)
場面もあまり変わらず、登場人物も少ないのに、停滞することなく、時間の過ぎるのを忘れるくらい観客を夢中にさせる作品でした。ストーリーからキャスト勢の演技まで、何から何まで本当にすごい……
