このレビューはネタバレを含みます
自己責任に帰されがちな肥満だか、実際は愛する人を失った痛みからであったりと、自分ではどうにもならない病にほかならないと気付く。
落ちたものを拾うことも難しいチャーリーの巨体を見て、肥満でなくても障害や加齢であったり、ままならない自分の身体に振り回される日はいつかわたしにも起こり得るのだろうと思った。
肉体のどうしようもなさの一方で、精神は勝手に救われていく。
…男の子は救われた気になってたし、それを見て娘はやはり天使なんだ!と言って救われていましたが、娘さん普通に邪悪だと思いますよ…。
巨躯を引き摺る男が死ぬまでの数日を描いた作品なので割と退屈なんですが、最後は魂を揺さぶられた。圧倒。