実に素晴らしい脚本
メーキャップ太鼓判
主演男優賞は納得✨
観るものを惹きつけ、惑わし、驚きと共に感動の岸辺へと誘う…
本作では脚本の魅力にも余韻ひとしお✨
これぞ室内劇の醍醐味🍸
さて、本作をアディクションとアンカー⚓️
という側面から観賞してみましょう🤔
前者は麻薬のように、後者は愛情によって人をつなぎ止めるもの 対照的です
🟪アディクション🚬🍶
どうにも止められない衝動の波…
食べる食べる チキン🍗にピザ🍕に…
大麻はアディクションを引き起こす
でも、高脂肪食ほど強力な作用ではありません
ホエールと化した、哀しみの積雪🪞⛄️
巨躯の途方もない重さは、流した涙の量💧🥲を暗示する…
🟥アンカー⚓️
この地上につなぎ止める精神的な錨 愛
チャーリーにとってのアンカーは?
それは当然恋人であり、また娘エリーであったのでしょう
若い宣教師にとってのアンカーは?
宗教は、彼にとって真の⚓️なのか??
可哀想なエリー💧
彼女は8歳の時点で父を失い、やがて母をも…
エリーにとってのアンカー⚓️とは❕
⭐️エリー役のセイディーさんの可憐なこと💖
彼女の存在が、画面上でもまさに救い
となってくれました 眼福✨💖
最初、彼女は復讐心を顕にする…
白鯨に片脚を奪われ、生涯を復讐のみにかける
船長エイハブそのものでした
⭐️ホエールになりきっていたフレイザー
その巨大な体躯、そのゆったりとした動き
そして優しくも哀しみを宿した眼差し🐳
(あの目は、絶対にトドではないっ)
引き篭もった彼は…白鯨そのもの
主演男優賞、おめでとうございました🎉
肥満し浮腫みきった主人公チャーリー
をして観客をここまで引き込むなんて!
もはや神技🐳でしょう!
⭐️喘鳴が止まらない彼は、笑うだけで
ゼロゼロゴホゴホと咳き込んでしまう!
その表現のなんとリアルなこと!
地味ですが、そこが実は白眉シーンのひとつ
かなー 次点は、食べっぷりでしょう😅
⭐️ 末期の心不全に治療は無力ですから
彼はどちらにせよ助からない…
でも、チャーリーは自ら病状の悪化を期待して
いたかのよう…それも長い長い時間
死へのアディクションともいうべき?
⭐️メルヴィルの小説の語り部はイシュメイル
本作におけるイシュメイルは?
隠されたイシュメルがいると思うのです
→ネタバレに!
⭐️脚本家は、アンカー⚓️としての言葉を
言葉の持つ力を愛しているのだなあー、
と感じました しみじみと