自分が観賞した昨年度の賞レース作品の中で一番好きだった。
もうなんか、みんながみんな、色んな局面で社会的に弱い立場にあって、負の過去を抱えていて、時折感情が剥き出しになりながらも、それでも愛情は何処かにまだあって、捨てたと思い込んだ希望も何処かでまだ諦めてなくて。
苦しい。すごく苦しくなる。
だけど、自分の負の感情も浄化するとまではいかないけど、なんだか抜けるというか、脱力というか、そういう気持ちになった。
チャーリーが最初に立ち上がった時のシーンの撮り方がすごく上手い。
人間とは思えない、まるで怪物の様なシルエット。