♯122 お迎えが参りました。
舞台はアイダホ州の一軒家の屋内
主人公は体重272kg
血圧238/134
余命わずかな全身から
不健康オーラ溢れるクジラ男
ハゲ、デブ、ゲイのチャーリー
職業はオンラインで英文学を教える大学講師
彼氏を失ったトラウマで過食症になり
ホールのピザやバケツサイズのフライドチキンを貪る毎日。
唯一の友達は看護師のリズによる
渾身的な介護で何とか一定水準の生活を保っていた。
ある日ニューライフという信仰宗教の布教にやってきた若い宣教師のトーマスと
8歳の頃に別れた娘エリーがチャーリー宅を訪問し、彼を中心にそれぞれの人生に影響を受けあうA24発の密室型ヒューマンドラマです。
◆良い点/注目ポイント
・主演のブレンダン・フレイザーが特殊メイクで『ザ!世界仰天ニュース』レベルの巨漢になっていますが、ノーメイクもそれほど変わりません。
・主人公の英文学に対する情熱が溢れ、生徒や娘に適切なアドバイスをしているシーンでも説得力に欠けます。見た目は重要。
◆改善点
・無し
◆総括
・部屋の中でたった6人の登場人物だけでこれだけの映画に仕上げるA24のセンスが素敵です。
『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』を観た時のように魂が救われました。
-2023年122本目-