【それでも自分の人生を信じたい…!】
チャーリーは恋人のアランと死別し、悲しみによって300kgの巨漢になった。友達のリズに面倒を見てもらっていたが、ある日別々に暮らしている娘のエリーと過ごす様になるって話。
密室度合いが高くてかなり好みだった。300kgの巨漢の体を持つチャーリーはあまり動かないため、ほぼ会話劇だった。でも、映像的にずっと同じ画角でつまらない、とかは全くなかった。
ストーリーもめちゃくちゃおもしろい。
チャーリーのストレスか高まって自暴自棄になり感情が昂り暴飲暴食するシーンがかなり印象的。迫り上がる感情がひしひしと伝わってきて、心臓に来た。私もストレス食べると暴飲暴食するタイプだから余計に。このシーン以外にもチャーリーが思い切って行動するシーンが印象的。上手く言えないが、「ゴゴゴゴゴ」みたいな擬音が似合うと言うか…。見ていて奥の底から得体の知れぬ何かが突き上げる感覚がした。
チャーリーは弱い男だ。だからこそ人間らしく、共感しやすかった。なんなら思いっきり感情移入した。ラストシーンでは思わず咽び泣いてしまった。