このレビューはネタバレを含みます
ワンシチュエーション ムービー。
元々は演劇作品だと知って、
なるほどなと思いました。
決して派手なことは起こらないけど、
日を追うごとにこの人の人生(余命)はどうなってしまうのだろうと目が離せなくなります。
ブレンダン演じる、絶望する巨漢男の主人公チャーリーの名演には心震えるものがあります。
またこの巨漢の男をどうやって作ったの?(VFXだと思うのですが、もしかして役作りで本当に太った?というぐらいリアル)
という面白さも作品の魅力の一つです。
また、娘エリー役のセイディー・シンク の、ストレンジャーシングス のマックス役の時とはまた違ったシリアスな好演が光ります。
いや、違ったと書きましたが、確かにストレンジャーの時も、兄への複雑な思いを見事に演じていたこと思い出しました。とんでもなく演技が上手な子だということがわかりました。
看護師リズ役のホン・チャウも素晴らしいです。この人も何か抱えている、と序盤から思わせてくれる癖の強い人物を演じています。
登場人物数人が圧倒的な演技力で魅せる本作。少人数ワンシチュエーションものが好きな方には特にオススメです。