映画ファンには有名な配給会社「A24」の作品なんだけど、あの奇才ダーレン・アロノフスキー監督の新作。
この監督の作品は、単純ではなくかなり変化球で攻めてくると思う。
人間の心の闇を描くにも、底の底を描いてくる。
監督には、一体どんな闇があるんだろう、とシンプルに考えてしまうほど。
今作は、舞台の映画化ということもあり、監督にしてはかなり理解しやすい作りになっていると思う。
まあ、それでも演出に関してはかなりの奇才振りを発揮している。
ブレンダン・フレイザーの存在感は圧巻の一言。
ホン・チャウの人間味あふれる演技も凄いが、娘役のセイディー・シンクが素晴らしい。
ネタバレ的なことは書きたくないが、監督作品で、これだけ救いがあるのは驚いた。
