すごい愛のあふれる作品だったと思う。
娘の反抗期の悪態は過度だし、クズ女と思ったが、結局は父親を愛し愛されたい裏返し。
人間って過ちを犯す生き物だけどとても精神的には脆弱で、その逃げ場として多くのアメリカ人はオピオイドやドラッグに溺れるけど、彼の場合は過食。
とても悲しい話だか、鯨が浅瀬に迷い込んで自分の大きさに気づかず自滅する様に似ている。体は多分意図せず大きくなりすぎたが、心はガラス細工のように繊細、しかもとても純粋。
アメリカ人の精神的、行動規範としてのキリスト教の意味って何？
昨今の行き過ぎたカルトへの批判もある？
自分に正直に生きるのが善なのか、虚飾された嘘の人生がいいのか、娘への無償の愛、ほんと人生について深く考えさせられる作品でした。
