海老シュウマイ

ビリーバーズの海老シュウマイのレビュー・感想・評価

ビリーバーズ(2022年製作の映画)
2.0
いやほんと逆張りじゃなくて。
別に何も考えさせられないし、大してエロくもなかったんだけど。

後半、宗教や日本赤軍もあんま関係ないことがわかり、人間の狂気を描いているのかと思えば、別に普通の汚いオッサンとイケメンが出てきて、二人の男は同じ気持ちなのにもかかわらず、「ただしイケメンに限る」つってイケメンと結ばれるって…
王道であり標準であり常識。

こんな特殊な状況でさえオッサンはそうなるのねと暗澹たる気持ちにさせられただけなんだけど。
(自分もこの映画をつまらんとか言ってないで、小気味良くちょいエロな文章で持ち上げられるようになれば、少しはモテるようになるんだろうけどなぁ。)

エロはと言えばヌルたいし、まぁ、普段どんだけ激エロコンテンツにお世話になってんだよって話なんだけど、エロいってそういうことかね、ジョウジョウさん。
「花束みたいな恋をした」のヤリまくったモノローグのほうが断然エロいし、「恋は雨上がりのように」の小松菜奈のベッドシーンのほうがよっぽどエロかった気がするんだけど。

もちろん、愛のコリーダをやれとは言わないし、「極エロと無菌」の二極化には違和感があり、あえて中間的なR15でとどめておく企画は全然アリだと思うので、この作品が残ることで、これから幾億の少年少女の性の目覚めに一役買えるか、期待してます。
確か腰を振る回数でR15とR18が分かれると聞いたけど本当なんでしょうか(こりゃモテないわ)。