ちゃあさん

ビリーバーズのちゃあさんのネタバレレビュー・内容・結末

ビリーバーズ(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

エロい。
うわっ、ここまでやるの?って感じでした。

最近見た中じゃ、一番の衝撃作でした!
でも、オススメって感じではないかな…w

カルト宗教の信者である男二人女一人の三人は、
団体の実験活動の為、無人島で共に暮らしていた。
日々、宗教プログラムをこなす三人だったが、思わぬ事態に対処する内に、徐々に三人の関係が崩れていき…
この設定だけで下手なAVなのだが…w

なんせ原作が山本直樹先生ですからね。
エロもさることながら、閉鎖された空間や団体の中にいる人間が徐々に狂っていく描写が上手いのです。
無意識に後悔している事を、夢の中で"バン"って消してしまうのがよかったな。

この映画は山本直樹イズムを忠実になぞった、いわば漫画原作の実写化の貴重な成功例であろう。


中盤の胸糞セクハラパワハラのフ⚪︎ラシーンも、カメラがぐるぐる回り、ねっとりぐっちょりと、そして堂々と表現したのはかなり衝撃でした。
宇野祥平のツバキ飛ぶ熱演がすごい!
「気持ちいいという状態に私はいるのでしょうかっ!?
ほ、本当に気持ちいいというのはもっと違う状態であるべきであり、例えば、青空の下の運動会のようなものであるべ…き…あっ…」

最高でした!

いやぁ凄かった。


後半の流れはちょっとチープだったけど、夢と現実がシームレスに表現されていて叙情的。

エンドロールの曽我部恵一さんの曲も、最初ノイジーなエフェクトをかけててカッコイイ!

海外でリメイクされたらヒットするんじゃないかな。そこまで考えてしまった。


唯一の女性で副議長役の北村優衣さん、体当たりの濡れ場、アッパレでした!