ローズまりぃ

KKKをぶっ飛ばせ!のローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

KKKをぶっ飛ばせ!(2020年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

527本目。
2022 331
めちゃめちゃいいね!!!スプラッターもしっかりたっぷりあるしリアルだしBGMもかっこいいししかも内容も復讐系だから余計に大好き。ほんとKKKなんかぶっ飛ばせ!!クソ喰らえだ。まぁ欲を言うならグロさもう少し欲しかった。肝心なグロ部分が遠目で写されたり隠れたり直接的な描写がないのが残念。後ジェブの殺される時の叫び声が同じのはリアルさがなかったからそこもなぁ。最初の人のインパクト大事。最後の銃撃戦も何?幹部っぽい人達は声出せないとかあるの??うめき声すらもなく無言で死んでいくんだけど…
なんて強強なブランドンとアンジェラなんだ。普通にクラレンスも強かったんだろうなぁ。それに対してKKKの人達の弱さが目立つ。



(「KKK」=「アメリカ合衆国の白人至上主義を唱える秘密結社」)
【1971年 テネシー州】
囚人服の上半身を脱いで後方を気にしながら走ってきた若い黒人男性ブランドン・コッブスは公衆電話を見つけるとコインを入れて電話をかける。電話の相手はノックスビルに住んでいる姉・アンジェラ。電話をかけてきた相手が弟のブランドンだと知るとアンジェラは喜ぶ。どこにいるのかと聞かれてブランドンは「前に言ってた場所だ」と答えアンジェラは行くと答えた。ブランドンは悪い仲間と遊んでいたせいで武装強盗罪で30年の禁固刑が下った。無実の罪。30年も刑務所に入っていたくないと思ったブランドンは必死で脱獄してきた。ブランドンがいるのは人通りの少ない山道。しばらくすると姉・アンジェラと兄・クラレンスが車でやってくる。アンジェラもクラレンスも黒人。アンジェラは恋人・ジェリーの服を持ってきてくれた。クラレンスが「着替えてから乗れ」と言うのでブランドンは道の真ん中で囚人服からジェリーの服に着替える。ブランドンは車に乗り込み3人は囚人服と靴を道に捨てたまま発進。車は森のなかの道を走りやがて目的地に到着したらしく車を止めたクラレンスはトランクから荷物をおろした。ブランドンに車を触るなと注意。3人がやってきたのは祖父の農場。祖父亡きあとは無人の状態でずっと放置されている。ブランドンの脱獄はニュースになるだろうがせいぜい2週間ほどのことでそのあとは新たな事件で世間の注目も薄れていくだろう…だからそれまで無人の祖父の農場跡地で潜伏しほとぼりが冷めるのを待つというのがクラレンス、アンジェラ、ブランドンの作戦だった。敷地内にはぼろぼろになった納屋があるだけ。そこに3人は入っていく。周囲にはひとけがないと3人は思っていたがすぐ近くの茂みにまだ新しい首つり用のロープが下がっていることに気づかなかった。(映画タイトル)実は祖父の農場跡地の納屋の奥にはKKKの一団が地下室を作っている。そしてKKKは近くで黒人を殺す儀式も行なっているのだがこの時点で3人はそんなことを全く知らない。納屋の扉に血の手形の跡がついていても見落とす。
ブランドンは納屋を見ながら2週間ここに隠れていると答えた。アンジェラはそのあとはジョージア州を抜けてフロリダにでも行こうかと先の楽しい未来に思いを馳せる。ディズニー・ワールドができるのだとアンジェラが言いクラレンスも「それは楽しそうだ」と話を合わせた。しかしクラレンスはすぐ真顔に戻ると2週間の潜伏生活のために身を引き締めようとブランドンに言い聞かせる。クラレンスは納屋の横にあるドラム缶を開けて3丁の銃を出した。大中小サイズが違う銃でみんな持つ。それとウイスキーを出したクラレンスはコップに注いで呑み始めた。ブランドンは農場を歩いて見回りしアンジェラは農耕機械を見たあと外で空を見上げている。クラレンスはラジオをかけて酒を呑みながら聞いた。ブランドンの脱獄のニュースが流れ探し当てると1万ドルの報奨金を出すと言われている。そのあと音楽が流れたのでクラレンスは踊る。アンジェラはブランドンと納屋の2階に腰かけて外を見ながら「ここにいると10年前みたい」と話した。アンジェラはブランドンに今回のことを肝に銘じて悪い仲間とは手を切ってくれと言う。ブランドンがアンジェラに恋人のジェリーとの仲を聞いた。ジェリーはどうやら立派な彼氏のよう。アンジェラとジェリーはノックスビルに家を買うと聞いてブランドンは自分には明るい未来が見えないと言うとアンジェラが「これからだ」と励ます。しばらくすると少しだけ雨が降りブランドンが戻るとクラレンスもアンジェラと同様に「悪い仲間とは縁を切れ」と言った。夜。3人が納屋で寝ていると遠くで女性の悲鳴がした。ブランドンが目覚めて見に行く。真っ暗な闇のなか丈の長い白いガウンに三角巾のマスクを着た一団が焚き火を囲んで1人の黒人女性を追い立てていた。白いガウンの1人は聖書を持ち儀式のようなことをしている。別の人物は大きなナイフで黒人女性を殺そうとしていた。KKKの一団。それを見たブランドンは女性をかばいたくてとっさに発砲。KKKたちは発砲した者を探すために一斉に散り焚き火の前からいなくなった。ブランドンは回り込んで黒人女性のところへ行くと逃がそうとする。女性は「早く逃げて。あいつらは黒人を嗅ぎつけるの」と言うと逃げた。
ブランドンは納屋に戻ると姉・アンジェラを起こし車のキーはどこかと聞く。別の部屋で寝ていたクラレンスはKKKの一団に捕まった。ブランドンはアンジェラとともに車に乗り込むが車外にKKKが来ると油を車にかけ始める。乗ったままだと火をつけられそうだと思った2人は急いで車から出て2人とも捕まった。ブランドンが気絶から目を覚ますと納屋でさるぐつわをされ両手両足を拘束されていた。ポケットに兄のライターが入っていると気づいたブランドンはなんとかそれを取り出そうとする。ライターはポケットから出たが地面の藁のなかに落ちた。そこへジェブという男がやってくると剥いだ黒人の顔を見せた。ジェブはブランドンに「黒人の肉を切り分けている」と言う。「黒人の肉はとてつもなくうまいからだ」と食用にしていることを話した。KKKのリーダーであるデルマーの説では「古代までさかのぼれば黒人は食料だった。だから本来の形に戻す」のだそう。ジェブがそんな説明をしているあいだにも別のKKKがジェブのところへ切り取った腕を持ってきた。ジェブは味見している。ブランドンはその隙にライターを拾うと拘束された手首の縄を焼き切ろうとした。しかしそれをジェブに見つかりジェブはライターを取り上げるとお仕置きといってブランドンのズボンを脱がせてライターの炎で下から股間をあぶりブランドンの尻をベルトで叩く。ライターで炙ったので縄が千切れやすくなっていた。ブランドンは必死で縄をほどくと反撃し足を拘束していた棒でジェブの左目を刺して脱いで右目も刺して殺す。隣からやってきたKKKの男がジェブが倒されているのを見て斧を持って向かってきた。ブランドンが避けたのでジェブの腹に斧が刺さる。ブランドンは斧を奪って追いかけるとその男を斧で惨殺。部屋から出るとブランドンは殺した男の耳を捨てた。
納屋の隣の部屋に行くとKKKが腕を食べていた。その男の頭を斧で割って殺したブランドンはクラレンスを助ける。しかしクラレンスは既に左腕を切断されていた。最寄りの病院まで80km以上離れているので助からないと言ったクラレンスは死を覚悟していた。ブランドンにアンジェラは助けろと言う。ブランドンはクラレンスにタバコを吸わせるとクラレンスは「ドラム缶に銃を戻していた。それを使って奴らをぶっ飛ばせ」と言って死ぬ。ブランドンはクラレンスが咥えていたタバコの火を消すと立ち上がる。納屋の外にあるドラム缶を開けて銃を取り出していると背後からKKKが1人やってきた。ババというその男は銃を持っておりブランドンが丸腰だと油断していた。ブランドンは振り向きざまにババの腹を撃ちババの銃も手に入れた。ババを脅して姉・アンジェラの居場所を聞くと納屋の奥にある地下室にいると聞いた。女はすぐに殺して食わず犯すのだと話した。腹を立てたブランドンは腹の傷に指を差し込むと腸を引きずり出しババの口に入れて「食え!」と言う。ブランドンは奥に異動して地下室への入り口の跳ね扉を見つけると耳を当ててなかの会話を聞く。アンジェラがまだ生きていそうだと判断するとKKKの衣装を羽織って地下室へ入っていった。中にいるのはルーファスとジョー・ボブという男。ルーファスが縛ったアンジェラをレイプしようとしていたのでブランドンはマスクを取るとルーファスをショットガンで撃った。地下室から逃げ出したジョー・ボブも追って行って撃ち殺す。ルーファスがまだ生きていたのでブランドンはちゃんと撃ち殺した。アンジェラのところへ戻って縄を解くとアンジェラはハグする。兄・クラレンスの死を告げるとアンジェラは泣いたがブランドンに銃をくれと言った。「後悔させてやる!」とKKKに対しての復讐心をあらわに。
反撃開始だと言って2人は地下室から地上へ出る。納屋に戻るとブランドンはアンジェラに兄の遺体を見せた。ブランドンはアンジェラに自分のせいで納屋に来ることになったと詫びた。まだババがいたのでブランドンはKKKの仲間が何人いるのか聞く。しかし答えないのでブランドンは斧で首を刎ねて殺した。その様子を遠くでKKKの見張り・ゲイターたち3人が見ていた。このままだとリーダーのデルマーに怒られると思ったゲイターはなんとかしようと納屋へ移動。ゲイターたちが来るのをブランドンも予想していた。ブランドンはKKKの生首をゲイターの前に放って斧を投げつけた。斧はゲイターの身体に刺さる。あとの2人が逃げようとするのを納屋の2階でアンジェラが狙撃。1人は射殺できたがもう1人は逃げた。深手を負ったゲイターは地面に落ちていたフックでブランドンに応戦。ゲイターはブランドンに馬乗りになって肩にフックを刺した。ブランドンが絶体絶命のときアンジェラがゲイターの背骨に斧を振り下ろした。股間を握りつぶして顔に塗りたくる。ブランドンはライターでベルトの金属部分をあぶり肩の傷の血止めをする。逃げた1人がKKKの仲間のところへ行きリーダーのデルマーも知ることとなった。彼らは納屋に行く。ブランドンとアンジェラはまだ息のあるゲイターを椅子に縛ると扉を開けるとショットガンの引き金が引かれる仕掛けを作った。死体を納屋に吊るして煽る。ブランドンはアンジェラにもし生きて帰れたらノックスビルのアンジェラ宅に世話になり真面目に生きると話した。まともに働いて恋人も作りゆくゆくはアンジェラの隣に家を買って住むとも話した。KKKの一団がやってきてアンジェラたちと銃撃戦に。激しい銃撃でゲイターも死に不用意に扉を開けたKKKがショットガンに倒れた。KKKの一団は次々に倒れ残るはデルマーのみとなる。
ブランドンとアンジェラは裏の森へ逃げた。しかしケガをしているブランドンは自分を置いて逃げろとアンジェラに告げた。ブランドンはそこでデルマーを食い止めると言う。デルマーがブランドンの声を聞きつけてやってきた。ブランドンはデルマーに突っかかると目玉を食いちぎる。デルマーはブランドンにのしかかるがアンジェラに撃たれて死んだ。KKKは全滅。アンジェラはブランドンに肩を貸しながら2人で森を去っていく。
ローズまりぃ

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