このレビューはネタバレを含みます
結婚詐欺師ってすげー！
5つ星高級ホテル、自家用ジェット、全身ハイブランド、水のように浪費されるシャンパン…
あんだけ豪快に遊ばれたら「まさかこの人が自分と関係を持っているうちに没落することはないだろう」って信じてしまうのも無理はないですね。
また、ハイクラス未満だけど遊ぶには充分なお金を持っている層（彼の成金ぶりは見抜けない且つ金はある程度むしり取れる）を狙うという絶妙なターゲット選びだと思いました。
だんだんと「この男ムカつく！絶対痛い目見て一生ホームレスキングでいてほしい！」（なにがホームレスキングや）という怒りが高まっていって最後まで引っ張られるテンポのいい脚本でした。
…が、結末としては結局、詐欺師はたった数ヶ月で釈放、お縄につく前と大して変わらない生活を送っている…というのが悲しくも一番リアリティがありましたね。
途中サイモンを捕まえる決め手を打った女性が使っていた
「Cry me a river」は覚えたい英語ですね。
自業自得で窮地に陥っている相手に大して「知らねーよ勝手に泣いとけば？」と放つ言葉のようです。
使う機会あるかわからんけど。
