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ハッチング―孵化―のnekonomachiのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.8
冒頭の迷い込んだカラス。
もろく壊れやすい幸せと、平穏そうに見える家族に潜む凶暴性。一瞬で非日常の世界に引き込まれました😳

この母親わりとよくいるタイプで、インスタでの“我が家の幸せ自慢”もめずらしくないし、習い事で大会にでるレベルならあの熱心さもごく普通です😅💦

本人も良かれと思ってやっているし、こういう母親に子供が立ち向かうのは至難の業。
だって「ママの言うとおり」だから…😓

そうしてじわじわと心を蝕まれた主人公の部屋で育つ雛の養分は悲しみ(涙)や受け入れられない感情(嘔吐物)😱

洋服はいろんな自分を装う物だから、クローゼットは自我の隠し場所として都合がいい。
怪異に思える出来事は母親に隠れた行動…😣

臭いの正体は、強いストレスで血中のアンモニア濃度が上昇して発生するというストレス臭なのでは?と思ったりしました🤔

世にも奇妙な系のホラーと思っていたら、思春期の抑圧された怒りを目に見える形でわかりやすく表現していて、なかなかの秀作でした😉👍🎵
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