このレビューはネタバレを含みます
もうこのポスター観た瞬間から惹かれていた
毒母親育ちの娘がこっそり孵卵した謎のバケモノはすくすく育ち大暴れ…
まではベタだが
そこからの展開や人間関係の転がり方が小刻みながらも予想を裏切ってくれて、退屈せずに観られた 面白かった!
まず北欧映画(これはフィンランド)ってずるいよね
何撮ってても美しいんよ、ため息でちゃう
主人公ウルトラ美少女だし、庭には薔薇が咲き乱れてるし、家のすぐ裏は雰囲気満点の森だし、主人公やヘルミの部屋かわいすぎてサスペリアかと思ったわよ
あの花柄の壁紙!素敵すぎ
その美しさが現代風刺も盛り込んだ毒母像のリアルさに生きてくる
ストレスを感じながらも母の完璧な味方として振る舞う娘の描写も素晴らしい
みんなゴリゴリのCGでETもどきの展開をするところでちょっと萎えると思うんですが、ちゃんとそこから盛り返す えらいっ
バケモノの行動心理がイマイチ読めないんですよ
主人公に懐いていて結構知性もあるっぽいのに、え、そっち狙うの?ここは動かないの?今日はそういう気分なの?とかなりきまぐれ そこがリアル動物っぽくて好感持てた
結末が少し弱い所含め派手さ、インパクトには欠けるものの佳作だと思う