酔っ払いの夫と不機嫌な妻。洗濯する妻の後ろに男がいる。ボロ屋から美術館への急転換、そして美術館に自らの家を見出すことで二人は一つに戻る。
全く同じ説明をする二人の学芸員。子供四人いたの最初気づかな…
このレビューはネタバレを含みます
男性って、こういうダメ夫とそれに憤る妻、そしてなんやかんやあって二人は大事なものに気づくことができました、みたいな話作りがちだし好きだよね 夫のダメさ、無責任さを断罪せずに妻側を宥めて許す流れに持っ…
>>続きを読む“Akvarel”1958
金を持ち出したダメ夫と追う妻は、美術館へ迷い込みある絵の前に立つ。
日常の騒擾から、絵の中の家へ夫妻の心がスッと入る描写の秀逸。
イオセリアーニ全ソ国立映画大学在…
これは、学生時代に監督した短編なんですね。なのでソ連映画。
子沢山で生活ギリギリで喧嘩の絶えない夫婦の夫の方が妻の稼ぎを持ち出し、逃げた先が美術館。
妻も追いかけ、喧嘩は続き、怒鳴り合いの合間に…
貧困層の一家の夫が、連れ合いの金を盗み出し、それを妻が追いかける、という運動性のあるオープニングに見るものは自然と映画の世界に引き込まれた。
男が逃げ込んだ先はギャラリーで、二人は口喧嘩をしながら…