TooruHirono

友情にSOSのTooruHironoのレビュー・感想・評価

友情にSOS(2022年製作の映画)
-
友情にSOS/アメリカ/2022年

大学に通うルームメイト仲間の黒人男子3人(①優秀で父親が医者のクンレ、②不真面目でこれからのあてがないショーン、③ヒスパニック系でお調子者のカルロス)は、各店や各家で開催されるパーティーを梯子して全制覇し、大学に名を残そうと目論んでいた。そんな中、3人の住む家にどういう訳か、酔っぱらった白人女子が寝ゲロしながら倒れていて、記憶がなくて、なんか3人に襲われていると思い込んでしまったところからの急展開!!コメディのジャンルに入っているけど全然後半は笑えない、サスペンスヒューマンドラマ^_^

この作品は、開始からビシバシ人種差別の雰囲気を漂わせ、ほとんど白人しかいない大学に通う黒人2人がいる授業のテーマに、【「二グ○」とは】という議題であったり、貧困や犯罪の中で暮らす黒人社会に暮らす兄がいる設定だったりと、まぁー普通の映画の中のよくある表現程度に思っていたら、おっと、びっくり、先ほどの白人女性を連れて病院へ運び込む道中、警察に追われて、車から出た男女5人の中で警察に銃を突きつけられたのは。。。なるほど、これ、この映画の軸、テーマだったことに気づく。

となるとレビューの皆さんもご指摘の通り、
どうしょうもない「友情にSOS」などという邦題を付けた映画配給会社はどのくらいの損害を日本の映画ファンに与えたのだろうか、選びたくないタイトルにしたことを大いに反省してもらいたい_φ(・_・

内容はとってもシリアスでディープなストーリー。

原題「emergency」

BLMをソフトに伝えるおすすめな一本。
最後のクンレの表情、最高にシビレタ( ´ ▽ ` )
TooruHirono

TooruHirono