パピワン

エノーラ・ホームズの事件簿2のパピワンのレビュー・感想・評価

3.7
「探偵が事件ではなく、依頼人に執着する、最初に犯す誤ちだ」

くだらねぇ仕事終わり!!
愛する妻と飯時!
「エノーラ•ホームズの事件簿2」を見るぜぇ!
130分とちと長めだから昨日、今日の2日に分けた!
今作ではガッツリとシャーロックも出てきて、それぞれ捜査をしていく同時進行スタイル!

1に比べるとエノーラも当然成長し、物語自体もハードな感じに!
面白かった!!が!!同時に不満点もある!!

あらすじ!!
前作から時間が経ち、エノーラは探偵事務所を開くことに!
が!!前作の事件のお手柄は「ホームズ」のネームバリュー的に「シャーロック」ホームズの方に注目がいってしまい、エノーラの探偵稼業はうまくいかない様子…

探偵業を畳もうかと考えていたエノーラの元に、ある少女の依頼が入り込む。
それは、いなくなった姉を探すというもの。
エノーラは手がかりを探すために姉が働いていたというマッチ工場に潜入し、捜査をはじめる…

それと同時に、もう1人の名探偵、シャーロックも難解な事件の捜査を行っていた。

2つの事件は絡み合い、より大きな陰謀、悪と腐敗の気配が…
果たして優秀な2人のホームズは巨悪に立ち向かうことができるのか??

てなーーお話し!!
ここからはネタバレ込みで感想を言いたいから注意して見てくれ!⚠️!

1.もはやW主人公!
「エノーラ•ホームズ」の事件簿というタイトルだが、後半はガッツリとシャーロックが出てきてもはやW主人公レベル。
シャーロックの話や、今後の展開がどうしても気になってしまうから、これはオマケ程度にシャーロックをとどめておいた方が良かったのでは…??

2.黒幕
シャーロック•ホームズといえば、宿敵、ライバル、コインの表裏!
「モリアーティ」!
名前が出てきただけで、テンション上がる!
シャーロックを弄んでいるのもカッケぇ!

からの…唐突な身バレ、自白!からの…超!!小物ムーブメント!!!!
モリアーティの正体に意外性あるのは良いと思う。
けど、あの時代の黒人、かつ女性が様々な人物を操って権力を持つってのはさすがに無理があるだろう…
二重、三重の意味で目立って暗躍どころではないだろう。

これがさらなる真のモリアーティがいて、彼女を傀儡にして操っていた!って展開なら上手い展開だとは思うけど…
新聞で「モリアーティ脱走」って見出しが出たら「悪のカリスマ感」はないよなぁ…

3.ワトソン君!
やっぱり気になるシャーロック側の物語!
ついに出てきたワトソン君!!
が!この人も黒人?
いまさらポリコレなのか?
ワトソン君はイメージ的にやっぱり、白人のイメージあるからなんかなぁ…

総評すると
フツーーに面白い映画、内容ではある。
けど、シャーロックが映画の2,3割登場して良いキャラしてるから、主人公のエノーラちゃんが食われがちな気がするんだよなぁ…
あとはポリコレ?要素??
意図しているか、していないかは不明だが、やっぱり世界的に有名な題材、キャラクター。
既存のイメージを崩すなら大胆なことをせにゃならんとは思うけど、今作に限ってはちょっとウーーンな感想。

面白いけど、気になるところは気になっちゃうそんな感想の映画かなぁ…
うーーーーむ…
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