ティーン向け小説感は全く抜けてないけど前作よりもかなり見応えありの仕上がりだった。前作は暗号トリックがあまりにもメインすぎて、解き明かした時のスッキリ感がぜんぜん伝わらないし迫力が全くなかったんだけど、今作はその反省を活かしてか暗号もありつつ犯罪推理的な側面を強く出してた。やっぱりミステリーなんだから殺人がないとおかしいよね。
まあでも、映画館で上映できるレベルのものでもないかなあ。フェミニズムの歴史においてそんな人がいたんだってのを知れたのは良かったけど、ミステリーなんだから無理やり最後をエモくしようとしなくていい(むしろ探偵ものは壮大なラストより含みのある静かな終わりの方が綺麗だと個人的に思うので)。
あとアクションシーン暗すぎん？
第四の壁突破も絶対いらないと思うけどミリボビかわいいからまあいい。
