クマシバ

エノーラ・ホームズの事件簿2のクマシバのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今回の話はエノーラの恋愛事情も割と描かれていて、1で助けたテュークスベリー侯爵との初々しい(と言うには暴力的な感もあるが)やりとりも含めて主人公の成長を感じられ、警察も関わる汚職という大きい事件も解決し「仲間や周りに助けを求める」ことが勇気がある行動だと強く気付かせる流れも良い。王道だなぁ。

なんの時代的背景もなく巨悪をやっているモリアーティ(個人的なイメージ)というのが狂気を感じて好きなので本作の「ずば抜けた頭脳を持っているが黒人で女性であるが為に虐げられている」という、環境に憤っている感じのモリアーティは何か違うなとは思ったが、この作品自体そういう映画なのでキャラ的には正解か?
女優さんもシュッとしていてカッコいい描かれ方をしていると思う。

シャーロックが同居人を迎え入れるラストも良い。ワトソンめっちゃ人が良さそうな顔で笑ってしまった。
今回は筋肉で重いシャーロック(馬2頭分)がクマのように活躍するシーンもあるし、兄として素直に周囲を頼る面も見せてくる。これはますますいいお兄ちゃん。3も観てみたくなった。
クマシバ

クマシバ