もやし

ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローンのもやしのレビュー・感想・評価

4.8
ネトフリオリジナル。

面白いねえ。

黒人しかいない貧乏な町。
もう皆ジョークと罵倒しかしてなくて爆笑。皆やたら早口なのよね。

今回のメイン登場人物はヤクの売人の代表格の男、ポン引きの男、その男と付き合ってる風俗嬢(いつもの如く美人巨乳胸元強調)の3人組。

いつも自転車で走り回って勝手にやってるヤクの売買を報告する少年が可愛すぎる。言葉だけは一人前だけどいつもスポンジ・ボブの話しかしないw


やっぱこの映画で一番印象的、というか日本人の勝手な思い込みにハッとさせられるのは、別に何も黒人対白人という構図ばかり考えるのはおかしいということ。
喧嘩の流れで「オバマみたいな頭しやがって」はわろた。
白人の映画だって何の嫌悪感もなく見てるし。
人間として当たり前のことなんだけど、いつも差別映画ばかり見てるからいつの間にか変な印象を刷り込まれてた。この映画に限った感想じゃないんだけどね。

なんか色々起きる度に映画で例えててわろた。


主人公のヤク売人はシマの争いの関係で銃弾6発撃ち込まれて死ぬ。
その次の日普通に生きてて昨日の記憶はなく、銃撃ち込んだ奴もおいおいお前タフガイだなとか言っててわろた。

前日ポン引きから金巻き上げたので今日も同じように金巻き上げに行ったらお前俺を殺す気か?昨日全額持ってたじゃねえかとなるわな。
このポン引きめっちゃノリ良くて浅くて好き笑 恋人の風俗嬢もすげえ饒舌でうるさいんだけど性格はとても良い。

3人でこの謎現象を調べる。
皆ショボい銃構えて、私達なんだか映画とかでよく見る刑事とか探偵みたいねとか言いながら笑 完全にコメディ笑 この3のノリ最高笑


まあ、ここからは段々シリアスになってサスペンスフルになっていってSFっぽくなっていくんだけど、俺は全然好みじゃなかった(所々入れ込んでくる3人のノリは好き)。
リアリティは全然ないし、あとこういうパターンって大作映画で死ぬほど見てるし。


絶望に駆られて、いつもずっと真顔のヤク売人が思わず泣いていたら、少年がそれ見て隣に座ってくれてまたまたスポンジ・ボブの話に絡めて励ましてくれるところ泣いた… 初めて笑顔を見せる主人公の素の感じめっちゃ良かった。
もやし

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