すごくいい映画だった。
性被害に銃乱射という要素も盛り込まれているのが少し斬新。
まず、ミラ・クニスが美しい。全体的に暗く重めな雰囲気ではあるけど、強く知的で美しい主人公が雑誌の編集部で働く姿がカッコよくてワクワクした。ファッションもインテリアも全てがスタイリッシュで、主人公の心の声が聞こえる演出も面白かった。
そして、一連の事件に関する描写。２つの事件の回想シーンはどちらも見ていてかなり辛かったし、涙が止まらなかった。
個人的に好きだった台詞は、”All the women will be fine”。もちろん他の女性たち/自分のために告発することは素晴らしいと思うけど、声を上げなかった/上げられなかった人たちを責めるのは違うよね。
近年は性被害に関する映画・ドラマが多く「またこのテーマか」と思う人もいるかもしれないけど、個人的にはもっともっと増えてほしい。1人でも多くの人が見て、問題を認識することが大事だと思う。
加害者の3人やアニの母のような人たちが、自分の考え方に疑問を持つようになってほしい。
