辛い。でも観てよかった。
レイプ、銃乱射事件、いじめ、階級、家族…非常に「アメリカらしい」作品でした。
物語にもあったけれど、歌手が加害者の曲は聴かないとか、そういう嫌悪感が伝わらない人ってまじでいるよね。
わたしは主人公と同じでこういうのが本当に嫌なタイプだけど、これが理解できるかどうかって結構人間関係続けるかどうかに関わります。こういうときの違和感ってほんと大事。
結構この作品の感想を読んでいても「入り込めなかった」とか「主人公が傲慢」とか見かけてかなり絶望しました。もうね、何がとかいちいち言わないですけど。伝わらない人には伝わらないんだなと思うだけです。
かなりリアルなシーンが多いので鑑賞には注意が必要です。わたしもかなりキツくて途中でやめようかと思ったけれど、最後まで観られてよかったです。
被害者を守る意識、法整備の両方がまだまだ足りていないと思います。
加害者は一生加害者です。十分償ったなんてことはありません。一生罪を抱えて、向き合って、償って、生きてください。
被害者も一生被害者です。忘れるなんてできません。一生消えない傷を抱えて、人生を狂わされて生きていくんです。
これを本当に多くの人に「理解」してほしい。
