今作も含めてアダムサンドラー×Netflixに外れなし。王道でシンプルなスポ根物だけど、鬼のテンポ力とキチンと整理されなタイムラインの構成で凄く軽妙、分かっていても最後まで目が離せない映画だった。バスケの撮り方、練習シーンがカッコよくて気を衒わなくても映画はこんなに面白く作れるのか…。有望な若者が経験豊富なコーチに鍛えられる、修行シーンがほとんどという点においても話題の『トップガンマーベリック』との類似性があり、こちらも正に今、こういう映画をみんな待っていた！系の作品ではないだろうか。舞台はフィラデルフィア、あのロッキーの聖地であることを含めて王道から逃げない力強さがある。
ハリウッド組のキャストの渋さたるや、なんとロバート・デュヴァル(?!)、クィーン・ラティファ(!!!!???)、ベン・フォスター(?!)らがかっちり脇を固めつつ、NBA組のフアンチョ・エルナンゴメス、ケニー・スミス、アンソニー・エドワーズの演技の上手さにビックリする。NBAファンの方は本人役カメオ出演の凄まじさを確認してもらう為にも二度見ることをオススメしたい。
