グッド・ナースのヨッシーのネタバレレビュー・内容・結末

本来命を救う場であるはずの病院で次々と患者が謎の死を遂げる。
タイトルの通り、ナースが主役の作品な訳ですが、主人公のようなグッド・ナースもいれば、そうでない、逆に命を奪うナースもいる訳で、この話が実話にもとであることが恐ろしいところです。
しかも、手にかけた数が400人にのぼるという、その数字に震撼を覚えます。
アメリカの犯罪で驚かされるのは、被害者の数が時に日本では考えられないくらい、桁違いの数になるところです。
加えて動機もはっきりとしない。
繰り返される主人公であるグッド・ナースの「力になりたかった」というのが、動機らしい動機なのかもしれませんが、良く言えば、その人のためになんとかしてあげたいという純粋な気持ちの表れなのでしょう。
ただ、そのために殺人も厭わないというのは、到底許されるはずはない。
心臓病を抱えながら、ナースという仕事を全うし続ける主人公に対する冒涜以外の何物でも無いと思います。
対をなす二人のナースの姿が印象的な作品でした。