【だけどクソ野郎なら分かる】
娘が連れてきたのは白人の彼氏。娘に相応しくないと父親はさまざまな嫌がらせをするのだが…。
ジョナ・ヒルとエディ・マーフィの共演作。一応コメディではあるが、大爆笑するようなコメディではない。何なら意外としっかりしている。
『星の王子ニューヨークへ行く2』の脚本を務めたケニア・バリスが本作のメガホンをとる。脚本にも加わっているが、ジョナ・ヒルが自ら関わっているのが大きいであろう。
黒人と白人の文化の違いによって結婚を認めてくれないお互いの親。愛があれば何でも乗り越えられると思っていた主人公に大きな壁が何枚も立ちはだかる。話す言語、国籍は一緒のはずなのに、肌の色だけで偏見を持たれる。
けど親なら何となく気持ちがわかるかもしれない。どんなに誠実で心が素晴らしい人でも外見がボブサップみたいな男を娘が連れてきたら驚くだろ?